『台湾花布(ふあぶー)
–台湾のおばあちゃんが愛した花柄プリント(仮)』
(原題『台灣花布』)


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おばあちゃんがよく使っていた戦後台湾製・
花柄プリント生地を蒐集した美しい写真集。
布団カバーなどで庶民の日常を彩っていたのに、
経済成長につれて消えてしまった懐かしく、
艶やかな色と柄。
作者は”台湾花布”の文化的意義が改めて見出し、
アート・ファッションシーンでも
ブームを巻き起こした。生産方法や当時の暮らし、
デザインについても詳説する。
なお、バンクーバー冬季オリンピックでも
林明宏(Michael Lin)による
花柄・空間アートとして
バンクーバー美術館で展示された。

構成

:鮮やかな花柄プリントの布が描いた美しい夢
-はじめに
-懐かしい花柄プリントを今、見直そう

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PART1:台湾花柄プリントのあしあとをたどる(歴史、背景、製造法、現状)
-1 花柄プリントにこめられた当時の思い(台湾人はどのように使ったか)
牡丹がどうして好かれたのか/ベッドがなかった時代/鮮やかな花柄とあの時代の性/
布団と花柄プリント布団カバーの切っても切れない関係/形を変えて生活

-2 花柄プリントのあしあとをたどる(歴史、メーカー、販売店とその現在) (P020)
花柄プリントの種類/メーカー/絵師たち/工場/生産工程/現在取り扱う生地商

-3 変容――伝統を現代に
花に囲まれた田舎の子供のように/張文(ブランドショップ「新臺風」オーナー)
パッチワークで花柄プリントに心を与えて/林詩齢(手芸家)
客家人の花柄プリント/内閣客家委員会
花柄プリントテーマ展・関連商品/台北故事館
花柄プリント図案 150 とその後の花柄ブーム/呉清桂
花柄プリントを現代ファッションに再現した若き才能/曽天佑(デザイナー)
おばあちゃんの花柄、放映後の大反響/民視テレビ「異言堂」

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PART2:図案
-1 コレクターアイテム
最盛期に作られた花柄プリント生地で、生地商の倉庫で眠っていたもの、コレクターの収蔵物を集めた。

-2 量産品(P140)
現在でも購入できる花柄プリント生地を集めた。再評価ブームで新しいデザインも生まれている。
牡丹/日本風牡丹/ほかの花/アニメ柄

-3 プレミア品(P200)
もう市場に出回っていない、初期の絶版品を集めた。
もともと色数も少なく、保存状態が悪いものもあるが、貴重なものである。
 細かい花柄/牡丹/ヨーロッパ風/白縁/花束

-4 新しい図案(P264)
デザイン学科の学生たちが花柄プリントデザインに挑戦。

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PART3:花柄プリントで手作り教室
麻球(P276)
ブックカバー/ミニトート/ワンピースにアップリケ/コサージュ/コースターなど

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謝辞(P288)
切り抜いて使える花柄パターン

著者:呉清桂(編集、文、収集)、麻球(手芸)
呉清桂略歴
昔、台湾でどこでも目にすることができ、そしていつの間にか消えていった花柄プリントに「台灣花布」という美しい名前をつけた張本人。政府文化庁主催の「台湾・赤」「台湾シャツ」ファッションショーにプロデューサーとして参画。「台灣花布の美」展をアメリカ、カナダ、ニュージーランドで開催。台心合唱団団長、河洛歌仔戲劇団顧問、228台湾語オペラ全国公演プロデューサーなどを歴任。長年伝統文化・産業の振興に尽力している。ほかにも、花柄プリントのデザイン集として『台湾のデザインデータベース――伝統的な花柄プリント図案 150』(大塊文化出版、2008年)を出版。

出版社:大塊文化出版
仕様:台湾、繁体字中国語、2010年3月初版。
A5判、ソフトカバー、全カラー、横組、288ページ。
画像ファイル収録 CD-ROM付き。
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