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9月5日(金)、6日(土)の2日間に渡って、
東京で、日台の作家たちが語り合うトークイベントが開催されます。
テーマはずばり「日本統治時代・台湾(1895-1945)を生きる、書く」。

日本統治時代・台湾とはどんな時代だったのか。
当時の人々はどんなふうに暮らし、何を思って生きたのか。
――映画や建築などを通じて、少しずつ知られるようになってきた
戦前・植民地時代の台湾について、
今回は、文学を切り口に、当時の人々の物語からひも解いていきます。

台湾からは、戦前・戦後をつなぐ台湾文学史を著した文学者・陳芳明さんと、
日本統治時代を舞台にした小説を発表している作家・甘耀明さんを招き、
家族(父母、祖父母)の物語や、
現代作家が戦前台湾をどう書くかなどについて語っていただきます。
日本側は、『国境』『暗殺者たち』など植民地文学に注視する作家・黒川創さん、
『来福の家』など日本語で表現する台湾人作家・温又柔さん、
『ラスト・バタリオン』など台湾を中心に活躍するジャーナリスト・野嶋剛さんを招き、
それぞれの視点から台湾・歴史・文学を語っていただきます。

皆さまどうぞお誘い合わせの上、ご参加ください。
また、イベント終了後に公開予定のレポートをお楽しみに。

 

【9/5(金)トークイベント】
満席御礼・受付は終了しました。

テーマ:日本統治時代・台湾を日本語で書く、中国語で書く

温又柔(聞き手、作家)×黒川創(作家)×陳芳明(文学者)、甘耀明(作家)

台湾でかつて書かれていた“日本語文学”——非母語を使って作品をつむいだ台湾人作家たちは、抑圧の中、何を考え、誰に、何を伝えたかったのか。戦後、新しい「国語」=中国語で創作する台湾人作家たちは、言語の断絶を超えて、日本統治時代の作品をどう読み、その歴史をどう描くか。日・台の現代作家の皆さんに語り合っていただきます。

日時:9月5日(金) 19:30〜21:30 (開場19:00)
場所:旅の本屋 のまど
東京都杉並区西荻北3-12-10 司ビル1F(JR西荻窪駅北口より徒歩5分)
http://www.nomad-books.co.jp/
参加費:無料(予約制、通訳あり)
定員:30人

【9/6(土)トークイベント】

ご好評につき、若干お席を増やしました。
満席御礼・受付は終了しました。

テーマ:植民地台湾で生きた日本人、植民地台湾に生きた台湾人

野嶋剛(聞き手、ジャーナリスト)×黒川創×陳芳明、甘耀明

1895年と1945年-二つの戦後は台湾を大きく変えた。支配者が入れ替わり、「国語」は変えられ、アイデンティティは分断された……。日本でも台湾でも長く顧みられることがなかった、台湾の日本統治時代とはどんな時代だったのか。植民地の人々の暮らし、夢や葛藤を、祖父母、両親の物語から戦後世代がひも解いていきます。

日時:9月6日(土) 13:30〜16:00 (開場13:00)
場所:拓殖大学A館 第一会議室
東京都文京区小日向3−4−14(丸ノ内線茗荷谷駅より徒歩3分)
*正門は工事中のため、右手の裏門よりお入りください。
http://www.takushoku-u.ac.jp/map/bunkyo.html
参加費:無料(予約制、通訳あり)
定員:80人

参加方法

ご好評につき、若干お席を増やしました。
満席御礼・受付は終了しました。

プロフィール

1409wen温又柔
日本に暮らし、日本語で創作する台湾人小説家。1980年台湾・台北市生まれ。1983年より東京都に在住。2006年法政大学大学院・国際文化専攻修士課程修了。2009年「好去好来歌」で第33回すばる文学賞佳作受賞。2011年『来福の家』(集英社)を刊行。2013年観客参加型演劇『東京ヘテロトピア』にテキスト執筆者として参加。言語学者・王育徳が著した『台湾語入門』にまつわる物語を書く。同年、制作・公開された記録映画『異境の中の故郷―作家リービ英雄52年ぶりの台中再訪―』に出演。 photo by 朝岡英輔

 

1409kurokawa黒川創
1961年、京都市生まれ。同志社大学文学部卒業。2001年『もどろき』が三島賞・芥川賞候補、2002年『イカロスの森』が芥川賞候補に。2005年『明るい夜』発表、同作で京都水無月大賞受賞。2008年『かもめの日』で読売文学賞受賞。最新長編は『暗殺者たち』(新潮社)。その他の著作に鶴見俊輔・加藤典洋氏との共著『日米交換船』、編著『〈外地〉の日本語文学選1 南方・南洋/台湾』(新宿書房)など。 写真提供=新潮社

 

1409fang陳芳明(ちん ほうめい/チェン・ファンミン)
1947年台湾・高雄生まれ、輔仁大学歴史学部卒業、国立台湾大学歴史大学院修士課程修了。大学時代より文学批評を発表。80-83年反政府言論誌『美麗島週報』に参加、民進党宣伝部長を経て、95年より文学研究の道へ。国立政治大学台湾文学大学院設立に参加し、2005年初代院長。主な著作に、文学的回顧録『昨夜雪深幾許(生命の記憶―文学の熱が溶かす雪)』、12年の歳月をかけた台湾文学研究の金字塔『台湾新文学史』(聯經出版)など(邦訳刊行予定)がある。

 

SONY DSC甘耀明(かん ようめい/ガン・ヤオミン)
1972年台湾・苗栗獅潭生まれ、客家人。東海大学中国文学部卒業、東華大学大学院創作・英語研究科修了。最も注目される新世代小説家のリーダー。主な著作に、短編小説集『神秘列車』(2003年)、短編小説集『水鬼學校和失去媽媽的水獺(おばけ学校とみなしごカワウソ)』(2005年)、長編小説『殺鬼』(2009年)など。聯合報文学賞、呉濁流文学賞、中国時報「十大好書」(フィクション部門)選出など受賞多数。

 

1409nojima野嶋剛(作家・ジャーナリスト)
1968年5月、福岡市に生まれる。大学は上智大学新聞学科でジャーナリズムを専攻。朝日新聞に入社後、九州で6年ほど過ごし、2001年からシンガポール支局長に着任。ところが9・11テロで特派員生活の半分をアフガン、イラクで過ごし、2003年に「イラク戦争従軍記」(朝日新聞社)を出版する。その後政治部記者を経て、2007年から2010年まで台北支局長。現在はアエラ編集部。著作に『ふたつの故宮博物院』(新潮社)、『ラスト・バタリオン 蒋介石と日本軍人たち』(講談社)ほか多数。公式ブログ

 

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